作業マニュアル

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1.作業目的 
  排水管清掃を行う事により悪臭・ゴキブリ等の発生を抑え排水がスムーズになります。 
  排水管のつまりによって漏水・逆流等の事故が起こりますと復旧に膨大な費用と時間が掛かかってしまう事があります。
  定期的な作業(3年毎に1回程度)を行う事でトラブルを未然に防ぎます。
@ 台所の洗浄排水には油分が含まれていますので、油分が排水管の内壁に付着し徐々に  管径を狭めると共に悪臭の原因となります。A 浴槽排水には毛髪・皮脂等の汚れに含まれる有機物が排水管の内壁に付着しヘドロ状に  なり管径を狭めると共に悪臭の原因となります。

2.作業個所
@ 台所排水・浴室排水・洗面所排水・洗濯機排水用の雑排水管。A 共用縦引き管・共用横引き管の雑排水管。
B メンテナンスコウが設置されているトイレ・男性用小便器の汚水管。
 ※ その他のトイレの汚水管及び雨水排水管は対象外です。

3.清掃作業 
  洗剤等を使用しない高圧水の噴出で洗浄を行う高圧洗浄法で清掃を実施する。
 @ 清掃作業日を打ち合わせて掲示物を作成する。
 A 高圧洗浄機に接続したホースの先端部に高圧水を逆噴射するノズルを取り付ける。
 B ノズルを管内に挿入し高圧水を噴出する。
 C 高圧水を噴出しながら本管まで挿入し管内面の全体に付着した異物及びヘドロ等を取り除く。
 D 作業は専用部清掃後に共用横引き管の洗浄を行う。

4.注意事項
 @ 浴室排水口に溜まった毛髪は除去してから高圧洗浄をする事。 A ノズルが挿入できない洗面所等の排水口は吸引法等で洗浄する事。
 B 洗濯機排水口は排水ホースを外して高圧洗浄し洗浄後は確実に取り付ける事。

5.ご注意!
 @ 排水管内の異物(スプーン等)による排水不良は高圧洗浄法では改善できない場合があります。
 A 厨房排水管等の油分汚泥が固着したものは高圧洗浄法では除去できない場合があります。
 B 経年劣化やそれに伴う損傷、施工上の瑕疵についての責任は負いかねます。 
  またそれに伴う作業による漏水事故についても責任は負いかねます。

1.グリストラップの日常清掃 
  調理場からの排水には多量の油分が含まれている為、そのまま流すと排水管が詰まる事があります。その為、グリストラップを適正に機能させて排水中の油分を取り除くよう東京都の指導があります。

@ 第1槽目の受カゴは野菜くず等のごみを取る為の物です、少なくても1日1回は取り外して清掃して下さい。
A 第2槽目に浮いた油分は毎日すくい上げて処理して下さい。
B 底に溜まった沈殿物は週に1回はすくい上げて処理して下さい。C 仕切り板は正しく差し込み、使用時は取り外さないようにして下さい。
D トラップ管に付いているキャップは臭気止めなので清掃時以外は取り外さないで下さい。

2.バキューム清掃 
  グリストラップの日常清掃を実施していてもグリスやヘドロが溜まってしまいます、汚れたまま放置しておくと悪臭や害虫の発生、排水詰まりの原因となります。 
  グリストラップに溜まった廃棄物を除去する為には、バキューム清掃を定期的に実施する事が必要になります。 

3.バキューム清掃作業
@ 油分汚泥及び蓄積物等をバキューム車を使用し除去する。
A 長ケレン棒・ブラシ等を使用しグリストラップ内に付着している油分汚泥を取り除く。
B 水酸化カリウム等を使用し油分等を完全に除去する。 
 (受カゴ・仕切り板は取り外して仕上げ洗浄をする。)
C バキューム車で吸引しながら水洗浄をする。
D トラップ管を外して館内に付着している油分等を取り除く。
E バキューム車で吸引しながら仕上げ洗浄をする。
F 受カゴ・仕切り板・トラップ管を確実に取り付け一定の水位まで補給する。
G グリストラップの周囲を汚した場合は洗い流す。

4.廃棄物の収集運搬 
  清掃により回収した油分汚泥及び蓄積物は関係法令に従って適切に処分する事。 
   廃棄物は一般廃棄物ではなく産業廃棄物に該当し処分には収集運搬の許可が必要になります。

5.報告書の作成 
   清掃前・清掃後の作業記録写真を添付した報告書を作成する。

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